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予防歯科
なぜ予防するのでしょうか?

日本人の虫歯保有数は、欧州の先進国と比較した場合、約4倍にも上ります。また、現在の日本では、30歳以上の約8割の方が歯周病罹患者といわれています。
日本人が持つ歯科医院のイメージは「歯が痛くなったら行く場所」というものが一般的ですが、欧米などの先進国では「虫歯や歯周病にならないために行く場所」という意識を持っています。この意識の差が、虫歯や歯周病の保有数の違いとして大きく表れているといえるでしょう。
当院ではこのような現状を変えていくために、予防歯科に力を入れています。定期健診やフッ素塗布などを行なっています。生涯虫歯・歯周病ゼロの健康な口腔内をめざして予防歯科を受けましょう。
Q&A

また、その検診内容とはどのようなものですか?

悪くなりかけたお口の状態を少しでも健康に引き戻すためには3ヶ月おきの定期検診が必要であることが複数の研究者によって提唱されています。
そこで当医院では人により異なりますが、最低6ヶ月に1回の定期検診をご提案しています。(状態の良くない方は1ヶ月に1回の定期検診を、状態の非常に良好な方は6ヶ月~1年に1回の検診をうけるのが良いと思います。)・歯周精密検査 ・歯磨きの仕方の再確認 ・噛み合わせのチェック ・生活習慣指導 大体、以上の項目を行います。

虫歯予防処置の後はなぜ30分飲食禁止なのですか?

フッ化カルシウムを歯の表面に十分生成させる時間と考えてください。
フッ素を歯面に塗布するとフッ化カルシウムという物質が歯の表面に生成されます。塗布直後のフッ化カルシウムは唾液に溶けませんが、酸性状態に置かれると少しずつ溶け出し、フッ素イオンを放出していきます。これが歯の脱灰の抑制と再石灰化の促進に働くのです。塗布直後のフッ素濃度は急激に上昇しますが、食事をしたり歯磨きをしたりしているうちにフッ素濃度の高い歯の表面は失われていきます。

キシリトールって虫歯予防効果があるのですか?

ところがミュータンス菌は例外的にキシリトールを分解できません。
このためまっ たく酸を産生せず、ネバネバも作らないだけでなく、ミュータンス菌はキシリトールを吸収しているうちにほかの糖を発酵させる能力もなくなって発育しなく なってしまいます。ただし、キシリトールは消化、吸収されにくいものなので食べ過ぎると下痢を起こす可能性があります。食べ過ぎにも注意してください。